2011年冬の公演『ラ・ボエーム』の記録です。
作品に関するデータ
作曲 | : ジャコモ・プッチーニ
|
原作 | : アンリ・ミュルジェ「ボヘミアンたちの生活」
|
台本 | : ルイージ・イッリカ、ジュゼッペ・ジャコーザ
|
初演 | : 1896年2月1日、トリノ・レッジォ劇場
|
東大歌劇団の上演に関するデータ
2011年12月25日 サンパール荒川 大ホール
イタリア語上演(日本語字幕付)
- 演奏 -
総監督・指揮:山内 亮輔
演出:開出 雄介
- キャスト -
ミミ (S:お針娘) | 真野 綾子
|
ロドルフォ (T:詩人) | 小畑 就平
|
ムゼッタ (S:パリの町娘) | 関 菜央美
|
マルチェッロ (Br:画家) | 池田 悠太
|
ショナール (Br:音楽家) | 比治 雅裕
|
コッリーネ (Bs:哲学者) | 田中 拓風
|
ベノア(T:大家)・アルチンドロ(T:役人) | 成田 卓也
|
パルピニョール (T:玩具屋) | 中野 雄介
|
東京大学歌劇合唱団
東京大学歌劇管弦楽団
蕨少年少女合唱団
ものがたり
第一幕
舞台は19世紀のパリのクリスマスイブ。
詩人ロドルフォと、画家のマルチェッロが寒さの中せっせと仕事を片付ける場面から、物語は始まる。
同居している哲学者コッリーネと音楽家のショナールが戻ってきたり、三ヶ月分の家賃を取り立てに大家さんベノアがやってきたりするうちに、みんなで学生街カルチェ・ラタンに繰り出すことに。
しかしロドルフォはまだ仕事が途中だったのを思い出し、一人残る。
そんなとき、ろうそくの火を借りに下の階に住んでいる魅力的な娘ミミが部屋にやってきて二人は恋に落ちる。
第二幕
大勢の人でにぎわう学生街カルチェ・ラタン。ロドルフォとミミは3人と合流し、楽しく食事を始める。
その時国務院参議のアルチンドロを引き連れて現れたのは、なんとマルチェッロの元恋人ムゼッタ。
手ひどく振られたから、その瞬間目をそらすマルチェッロ。そんなマルチェッロに、なぜか熱っぽい視線を送るムゼッタ。
2人はどうなるのだろうか!?
第三幕
しばらくたったある日の早朝。ムゼッタとマルチェッロが身を寄せている酒場に、突然ミミが訪れてくる。
どうもロドルフォとの仲がうまくいっていないから、マルチェッロに相談したいようだ。
しかししばらくして酒場から起きてきたロドルフォは、ミミが重い病気にかかっているんだ、とマルチェッロに打ち明ける。
第四幕
相変わらず大騒ぎして遊んでいる4人組。でも、もうロドルフォもマルチェッロも、恋人とは別れてしまっていた。
そんな時、瀕死のミミを連れてムゼッタが駆け込んでくる…